kernelの再構築
 FreeBSDをインストールしたばかりのときは、FreeBSDを立ち上げるだけでもかなり時間が かかります。「おや、途中で止まっちゃったのかな?」と 思うほどです。だいたい、pentiumの130で、1分ぐらいはかからないとは思うんだけど 長く感じます。 これはinstallしたばかりのkernelは、generic kernelと呼ばれて あらゆる事を想定してあるからです。 あらゆる物と言うのは例えば、cpuが、386なのか、486なのか、pentiumなのか または、pentiumproなのか、また使っている、ネットワークカードが、どんな物を使っているとか、 scsiカードとして、どのような物を使っているかなど本当にあらゆる物です。 MS-DOSでは、ネットワークカードやscsi等は買ってきてから deviceなどで、「これこれのカードを使いますよ」とconfig.sys等に 記述しますが、FreeBSDでは kernelにあらかじめ「これこれを使います。」とか、逆に 「これは使わないよ」と言うように登録しておかないと使えません。  kernelと言うのは、この表現が適切かどうか分かりませんが、 MS-DOSで言うMSDOS.SYSとIO.SYSです。 ですから、FreeBSDではイメージとしては、kernelつまり、dosで言うところの、MSDOS.SYSとIO.SYSに 自分でなにを使うかまたは、なにがいらないのか登録します。 ですから、「これこれを使います、これは使いません。」と 言う事をあらかじめ、editorで設定ファイルに書き込んでから kernelをコンパイルし直します。 これを、kernelの再構築と言います。 では、やってみましょう。 とは言ってもなかなかこれをやるのはかなりの 知識が必要です。「ちとおれは怖い矢」と 言う人は、まあ急いでやることも無いでしょうが、 これは、UNIXユーザー、システム官吏をやろうと言う人は ぜったいにいつかは越えなければならないハードルです。 とぼくはえらそうな事を言っていますが ぼくは人の設定ファイルをCOPYして使いました。「だってなにがなんだかわかんねえんだもん!」 とりあえずぼくが使っている設定ファイルをUPしておきます。 これで大丈夫だとは思います。 ただし、自分が使っているCPUが、386なのか、486なのか、 PENTIUMなのか、PENTIUMPROなのかは設定して下さいね。 ぼくの設定ファイルは、PENTIUMに成っています。

ぼくの設定ファイルです。

 ところで注意です。設定ファイルや、カーネルのソースなどは、 /usr/src/sys/pc98/confにあります。 ここにあるGENERIC98と言う設定ファイルを編集します。 /usr/src/sys/i386/confにある、GENERICファイルや、ディレクトリーではありませんので 注意して下さい。 以下にパッチのあてかたや、実際の 再構築の方法を簡単に書いて有るだけです。 詳しくは、FreeBSD徹底入門や、 handbook等を読んで下さい。

# cd /cdrom/2.2.1-RELEASE/src98
#cp -p kern98.tar.gz /usr/src
# cd usr/src/sys
# tar xzf /usr/src/kern98.tar.gz
# patch -p1 上のやり方が、パッチの宛かたです。 次に、設定ファイル(GENERIC98)を編集し ファイル名は自分のマシンの名前にします。でも直接、GENERIC98を編集するのではなく、KATSUAKIと言うファイルにコピーし、それを編集し、GENERIC98はそのままにしておきましょう。 ぼくの場合は、KATSUAKIと 言うファイル名です。このファイル名は大文字で書きます。
# cp GENERIC98 KATSUAKI
# vi KATSUAKI
vi等のエディタでKATSUAKIを編集そして終わったら
# config KATSUAKI
そしたら、コンパイル洋のdirectoryが、../../compile/KATSUAKIにつくったよみたいなメッセージがでますから、cdで移動します。
# ../../compile/KATSUAKI
# make depend
# make
# make install
これで再構築およびインストールが終わりです。 REBOOTしてください。早く立ち上がるように成ったでしょ?
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