OpenBSD 2.9のシリアルコンソールでのインストールができたので書きます。 OpenBSDの知識もなにもないのでそこのところはよろしくです。 環境は端末にいつものごとくETVをインストールして有るPC98です。インストー ルされるマシンは普通のAT互換機です。
1. ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/2.9/i386/ から、 floppyB29.fs をgetしてきてください。起動フロッピーはfloppy29.fs,floppyB29.fs,floppyc29.fs の3種類あるようですが、ぼくはfloppyB29.fsを使いました。 これをddコマンドや、rawrite.exeなどで作ります。
2. フロッピーが読み始めて5秒ぐらいたつと1度フロッ ピーの読みとりが止まります。そこで set tty com0
と言う入力で端末に出力されます。 あとは指示に従って適当にやってください。
やはりNetBSDと同じくインストール直後はrootでしかloginできません。 幸いなことに、上のフロッピーではshellが使えます。ctrl+cでshellに行きます。ですからインストール語に再びフロッピーで立ち上げて作業してもかまいませんが、 OpenBSDのインストール直後に自動的にshellが立ち上がっています。ここでやりましょう。
# mount /dev/wd0a /mnt br> # cd /mnt/etc br> #cp ttys ttys.org br> # cp ttys / br> # umount /mnt br> # mount -t msdos /dev/fd0c /mnt br>
このようにttysを1.44MBのDOSのフロッピーにコピーします。そして、ttysのtty00の行を以下のように変更します。
tty00 "/usr/libexec/std.9600" vt100 on secure local
このttysをHDDの/etcに戻します。これでCOM0からシリアルコンソールで使えます。また、/etc/boot.confと言うファイルに set tty com0 と記述しておけば、立ち上がりと同時にシリアルコンソールから出力されます。 /etc/boot.confはないので、catで # cat >boot.conf br> set tty com0 br> CTRL+D br> で作りましょう。 liloでのマルチブートもできてます。