Windows VistaのULTIMATEのOEM DVDを利用して無人インストールがこちらでは成功しましたので書かせていただきます。 Vista 無人インストールでググってもほとんど日本語の分かりやすいサイトが出てきません。 出てきても企業向け用での大規模に実行する方法です。 これを読んでも私にはよく分かりませんでした。でもあれよんで分かる人って・・・。 ちなみに、英語ではかなりVistaの無人インストールの方法のWebが引っかかりました。 それにしてもM$ももう少し分かりやすい文章で書いてくれないかなあ。
基本的には、 XPの無人インストールの方法と変わりはありませんでした。 設定ファイル(AUTOUNATTEND.XML)をフロッピーなどのルートディレクトリに置いてDVDから起動するだけです。 本来ならば、この設定ファイル(応答ファイルとか言うようですが)はWindows AIK(以下WAIKと書きます)と言う ツールで作ります。 WAIKはXP SP2で動作します。SP2でないとだめですよ。SP1だとインストールの時に叱られます。XPはホームエディションでも良いです。私はホームでやりました。 必要な事はSP2であることです。 もちろんVistaでもWAIKは動きます。って言うかVista持ってないから今から入れるんですよね。なのでXPを使いました。 ま、このツールの使い方はまたご紹介したいと想います。 WAIKのダウンロードは ここからできます。 ちなみにWAIKのダウンロードの時のファイル名は Vista_6000.16386.061101-2205-LRMAIK_JA.imgです。ISOイメージなんですが 拡張子が*.isoでなくて*.imgなんですね。これって流行りなんですか? ちなみに、これはCDROMには要領的には焼けなくてDVDに焼きます。私は面倒なんで 焼かないでループバックでmountしてハードディスクから直接入れましたが。
WAIKをインストールすると
c:\Program Files\Windows AIK\DOCS\CHMS\
以下に*.CHMファイルがあります。これは、htmlヘルプファイルとか言われるようなヘルプファイルで、
MSのヘルプファイル?らしいのですが。これを普通のhtmlファイルに変換して
WAIKのマニュアルを読みたい物だと想っていましたらありました。
HTML HELP WORKSHOPとか言う物で
ここから
落とせます。ここをみるといつもながらどれが目的のリンクなのか・・・と
言うことになってしまうのですが、
htmlhelp.exeでページ内検索して下さい。
これをダウンロードします。インストール後
ファイルメニュー → デコンパイル → デスティネーションフォルダ(ここで予め
作って置いたフォルダの名前を入れます) →
タブキーを2回 → コンパイル度ファイルネーム(ここで変換したいファイル名*.
chmを入力) → エンター
でデスティネーションフォルダに変換されたhtmlファイルができます。
*.chmから変換された*.htmlまたは*.htmはたぶんかなりの数のhtmlファイルに分
割されています。
Windows AIKのなかに有ったwaik.chmを変換したら199このhtmファイルになりまし
た。
これで自分の使い慣れたブラウザで読めるしNamazu等で全文検索も可能となりました。
さて無人インストールの具体的な話に戻します。
私が使った設定ファイル(AUTOUNATTEND.XML)をアップしておきますので、参考にして下さい。
AUTOUNATTEND.XML(LOGONの時のパスワード無し版)
AUTOUNATTEND.XML(LOGONの時パスワードが必要版)
と2このAUTOUNATTEND.XMLがありますが、やはり個人的に利用するならば最初の方の
パスワード無し版画良いでしょうね。PCが立ち上がれば 何も入力しなくてもVistaが
立ち上がります。
実は、私が最初にVistaを無人インストールで試したときはよく分からないで(今もよく分かってませんが)パスワード必要版を使ってしまいずいぶんはまってしまい、
無駄な時間?を過ごしました。
と言うことで以下の説明は、パスワード必要版を利用してインストールに成功したときの文章なんです(全面的に書き換える気分にはなれませんので)。
もしご自分がパスワード無し版を使う予定の方はご了承下さい。
とは言ってもLOGONの時のパスワードがあるかないかだけですが。
ちなみに、このパスワード無し版のAUTOUNATTEND.XMLは、Waikをインストールしたとき、
c:\Program Files\Windows AIK\SAMPLES\AUTOUNATTEND_SAMPLE.XML
を言語の設定の部分をen-USをja-JPにして、ユーザー名、組織名をmynameにしただけです。
最初からサンプルのファイルを利用すればかなりの時間は短縮できるのでした(とほほ)。
両ファイルのAUTOUNATTEND.XML内のプロダクトキーは、xxxxx-xxxxxx と書かれています。ここをご自分のものにして下さい。また、パスワードはabcd1234になっています(もちろんパスワード無し版には書いてませんよ)。 名前、ID等は全てmynameにしています。なので、これらの文字列を検索してご自分のものに 書き換えて下さい。
具体的なインストール方法ですが、BIOSでCDブートが可能になるようにして下さい。
そして、VistaのDVDをセットし、AUTOUNATTEND.XMLが入ったフロッピーも入れて下さい。
もしフロッピードライブが内場合は、USBメモリを利用します。
USBメモリのルートディレクトリに、AUTOUNATTEND.XMLをコピーし、VistaのDVDとそのUSBメモリーを挿してPCをブートして下さい。私はこれもいちようやりましたが
フロッピーと同じように問題なくできました。
その他に、
ちと面倒ですがAUTOUNATTEND.XMLをDVDのルートにコピーしたDVDを焼き直すと言うこともできますね。
もしくは、マザーボードのBIOSがUSBメモリーからのブートに対応しているので有れば、USBメモリーにDVDの内容を全てXCOPYでコピーして、
そしてAUTOUNATTEND.XMLもUSBのルートディレクトリにコピーしてやる方法もあります。
もちろんBIOSでUSBメモリーからブートできるようにしておきます。XCOPYは
xcopy d:\*.* e: /e /h /e
これで良いと想います。これでブートできるUSBメモリーになるようです。
実は私もこれでやってみようと想って、8gbのUSBメモリーを14000円で買ってきました。
でPC-Weasel 2000でBIOSを見たらUSBのフロッピーやCDROMでの項目はあるんですが、USBメモリーはありません。
と言うことで買ってきてもこの古いPCではUSBメモリーブートができないことが判明!!
まあ買う前にちゃんとBIOS確認しておけと言うことですね。
その他にも私はDVDドライブも持ってなかったので、IDEのものを5300円で2台、Vistaのインストール用に80gbのIDEのHDDを6000円で、
また衝動買いで技術評論社の「Windows Vista バックアップ&再インストール完全攻略」
なるものを買ってしまいました。これでビックカメラのポイントは全て無くなってしまいました(笑)。
話のついでなので書きますが、VistaのOEMのDVDが入っているケースは立派になりました(笑)。
あの、よくDVDのソフトなどを買うと入ってくるプラスティックのケースに入っていました。
XPまでのOEMのCDは本当に簡単なパッケージで、プロダクトキーが書いて有るシールなんか
パッケージの一番外側を包んでいるフィルムセロハンに「ついでに貼っておきます」みたいな感じで
付いていたので、おもわず棄ててしまいそうになったことがあります。
でもVistaからはちゃんとこのプラスティックの立派な?ケースに貼って有るので
棄ててしまう危険性は少なくはなったとは想いますが、でも注意して下さい。
あの以前のように、フィルムに貼って有った理由は、ユーザに間違って棄てさせて、M$が
「再発行はできません、新しいのを買ってね」と言うせこい戦略では??と
想ったのは私だけ?
って言うか、M$も「アクセシビリティ」とか一様言っているので有れば、プロダクトキーぐらいはテキストで
DVDに入れて置いてよね。こんな簡単なことからやってくれれば良いんだけど。別にプロダクトキーを
テキストでDVDに入れて生い立って、そのプロダクトキーを使わないとインストールができないんだからなんだ問題はないはず。
やはりプロダクトキーを紛失させて新しい物を買わせる戦略では・・・。
ずいぶん話が脱線しました。 インストール最中、2回PCがリブートします。 DVDとフロッピーをセットしPCを立ち上げます。 最初40秒ぐらいDVDが廻ります。それで少したぶん1分ぐらい一休みです。 再びDVDが廻ります。でたぶん1分ぐらいでフロッピーへAUTOUNATTEND.XMLを読みに行くアクセス音がします。 これで暫くすると、HDDのがらがらする音がします。 この後インストールが続き、途中2回PCがリブートします。 もし、HDDのがらがらする音がしなくて、DVDが止まってしまったら、 たぶんAUTOUNATTEND.XMLの記述ミスなどが考えられます。 Vistaの 音楽が鳴るまでDVDとフロッピーなどは抜かなくても問題ありませんでした。 私は最初XPの時と同じようにUSBスピーカーを繋いでやりましたが、 ONボードのサウンドからでもインストール後すぐに音が出たのでUSBスピーカー無しでもできました。 Vistaからたいていのサウンドボードに対応したドライバーが入っているのかな?と想ったのですがやはり 無人インストールで直後にサウンドが必要な我々にはUSBスピーカーは必須アイテムでしょうね。
無事にVistaがインストールされると次のような音楽がなります。 最初の音楽 これで安心してはいけません。XPと違って、Vistaではこの最初の音楽が鳴ってから LOGON画面が出ます。もし、ユーザーを一人しか作って無ければつまり、このページから ダウンロードしたAUTOUNATTEND.XMLのmynameを単純にご自分の名前等に置換した場合は ここでパスワードを入力します。入力後エンターです。すると 2番目の音楽 が鳴ります。これで初めてデスクトップが出ます。 もちろんパスワード無し版を利用すれば、パスワードの入力は必要有りません。この場合は続けて音楽が2回鳴ります。
2回目以降のVistaのインストールなんですが、BIOSでCDブートにしてあって、DVDがドライブに入っていても 、なにもしないとHDDから立ち上がってしまいます。「CDからブートしたければなにかキーを押せ」と 画面に表示されるようになってしまいます。なので、 PCを立ち上げたらかなり早いペースで「がちゃがちゃ」と何かシラのキーを DVDが廻るまで入力し続けます。ゆっくりの入力だとどうもタイミングが合わなくて 私のPCではHDDから立ち上がってしまいます。
さて、無事にVistaが立ち上がりましたら、Vistaのスクリーンリーダを入れますが私は実はまだ持ってません野でフォーカストークの体験版を落としてきました。 フォーカストークの体験版 これを、USBメモリに入れます。 VistaのPCのキーボードから WINDOWSキー+Rキーを同時に押します。これがいわゆるファイル名を指定して実行になります。ここで e:\focustalk.exe でエンターです。XPだとこれですぐに実行してくれるんですが、どうもVistaはうるさくなってきたようで、 「これをインストールして良いのか」みたいな 警告が毎回新しいソフトをインストールするたびに出るようです(実にうっとうしいOSに成った物です)。 ここで、タブキーを1度押します。そしてエンターです。これでフォーカストークの インストーラが立ち上がるはずです。(これでだめだったら、もう一度エンターとかいろいろとやってみて下さい。ALT+Cと言うキーも使えるときがあるようです。これは 先ほどの警告を消すためのショートカットのようです)。 これでフォーカストークの体験版はインストールができます。
ところが上の話はLOGON時のパスワード有り版を使ったときの事でして、 パスワード無し版でフォーカストークをインストールしましたら、ファイル名を入力でエンターで、XPと同じように すぐにインストーラが立ち上がってくれました。なので、このような理由からもパスワード無し版を最初は 使うのが良いでしょうね。
さてフォーカストークが無事にインストールができても、体験版の性なのか私がまだ分かってないのか、フォーカストークはVistaが立ち上がっても自動的に喋ってくれませんでした。 スタートメニューから、下矢印キーを1度下げて → Fを入れてエンター → タブキー入力 → エンター で立ち上がりました。 これもなにか警告が出ているのだと想います。 ちなみに、スタートメニューが出る最初、つまりWindowsキーを押した直後は「検索」と言うボックスが開きます。なにかファイルとか 探したい物を入れるんでしょうね。なので、ここでフォーカストークのfを入れてしまうと、文字列としてのFと成ってしまいます。なので、これを回避するために 上ではスタートメニューを出してから下矢印キーを押しますと書きました。
後、Vistaを終了させるには、スタートメニューから右矢印を3回押してからエンターでシャットダウンです。
今後の予定ですが・・・なにをしようかしら。
Vistaからは、インストール元のデータをインストールの前に予めいろいろとカスタマイズできるようになったらしいです。
Windows WAIKをインストールすると
IMAGEX.EXEと言うコマンドラインツールがインストールされます。これは、インストール元のイメージファイル(*.wim)の中をいろいろといじれるツールなんです。OEMのDVDの
\sources\INSTALL.WIMと言うファイルこれがVistaの本体です。これがイメージファイルなんです。このイメージがPCに転回されてVistaがインストールされると
言うことになります。ちょっと分かりにくいですか。例えば、IMAGEX.EXEを利用して
IMAGEX /MOUNT C:\Vista\INSTALL.WIM 2 C:\MOUNT
とやります。で、DIRでC:\MOUNTの中を見てみると
WINDOWSとか、PROGRAM FILES,AUTOEXEC.BAT,CONFIG.SYS
等が表示されます。
お分かりですね、Vistaのイメージファイル(INSTALL.WIM)の中を覗けるんです。cdのISOイメージと同じです。
ですので、これを利用して、予めカスタマイズができると言うことです。
IMAGEX.EXEには、SPRIT,APPLY等々カスタマイズに必要なオプションが
たくさんあります。その他にも、WAIKには便利なコマンドラインツールがインストールされます。
結局はGUIが進んでもコマンドラインが便利と言うことなんでしょうか。まあ私にはたいへんありがたいことですが。
非常に思いつくままに書いたのでいつもながら雑文です。すいません。ご意見、無人インストールの
体験等をお聞かせ下さい。メールは
c8h6o4@watakatsu.com
です。